無職な生活⑪
day22,23 (6/22,23)
映画
Netflixに登録していたことを忘れていたので、この2日間でめちゃくちゃ映画を見た。
インターステラー、ゲットアウト、ラッシュアワー、インセプション、2ガンズ、遊戯王
クリストファー・ノーランの2本は、頭がボケボケだと前提条件を覚えるのが大変だったが、SFモノ(ある種のタイムトラベルや、近未来的な科学がでてくるやつ)は好きだなぁと思わせてくれる映画だった。「星を継ぐもの」をまた読みたくなった。
ゲットアウトは、終始淡々と気味が悪い感じが良かった。詳しい歴史を知らないのであれだが、人種差別は今も尚人々の心に蔓延る問題なのだろう。この映画で黒人をピーする理由にその身体能力を挙げていたのが印象的だった。
ラッシュアワーと2ガンズは中休み的に頭空っぽにして見た。あと人生で1度でいいから「モンスターではない、神だ!!」って言いたい。
音楽
久しぶりにデスキャブの「Transatlanticism」を聴いた。名前が長い。
同名曲の淡々と音数少なく進行していって、'come on…'と続くところが大好きだ。'I need you so much closer'は女の子に伝えたい言葉トップ10に入ると思う。
無職な生活⑩
day20 (6/20)
金曜日に見忘れたバック・トゥ・ザ・フューチャー2のDVDを借りて見る。
2って違う世界線行ったり、実は1の時(1955年)にマーティがもう1人いたり、ラストで1885年のドクから手紙が届いたり胸アツな展開が多くてシリーズで1番好きかもしれない。
夜はクソデカステーキを焼いて食った。塩コショウとブラックペッパーだけでかなり美味いので、高い肉は伊達じゃないなと思った。
day21 (6/21)
この日は滝を見に行った。
水の流れが好きなので、永遠と見ていられる。
川の水量は結構なものなのだろうが、絶え間なく流れる水を蓄える山の保水力はすごいなぁという月並みな感想しか出てこない。
途中、動物系YouTuberを見かけたり、川の中に入ってみたりする。川はアホみたいに冷たく、この時期に釣りしてる人は総じてドMだと思う。
流れてない素麺を食べて〆た。
無職な生活⑧
day16 (6/16)
心はポイント制だ。
忙しいとき、イライラしてるとき、ポイントはそれぞれ負のスキルに振られる。
ちなみに私は無職なので、普段心は静かな海のように凪いでいる。そのためポイントは優しさに全振りされる。この世で1番優しい生き物が無職だ。
そんなことを考えていると1匹の蚊が部屋に入ってきた。緊張が走る。私は今この世で1番優しい生き物だ。平和的解決を望む。
普通に血を吸われて普通にムカついたので、普通にピーした。
そんなことをしていたら日が暮れてしまった。
無職な生活⑦
day13 (6/13)
自分はほとんど誰かに対して怒ることがない。
こちらに非がなく嫌な思いをした場合でも、基本的にキレたりすることなく過ごしてきた。そういうとき、怒るというよりも、まぁしゃーないかと諦めにも似た感情が湧いてくる。こういうこともあるよね・・・みたいな。もしかしたらただ単に怒るのが面倒くさくてなーなーにしたいという側面もあるかもしれない。
ただ最近、どうも嫌な思いをした側は心が広いだの優しいだの言われるだけで、割に合わないような気がしてきた。あいつは謝れば許してくれると、もしかしたら舐められてるのだけなのではないか。もしそうだとすれば、年単位でものすごい損をしていることになる。
この日は奥さんと待ち合わせしていたが、彼女が1時間遅れてやってきた。そこで上記のようなことを考えてしまったのだが、どうやら前の用事の終了時間がお店の都合で押したらしく、彼女も悪くない。吐きたいのに吐けないような酔っ払いのように、ただただ気持ち悪さを我慢するしかなかった。
day14 (6/14)
めちゃめちゃに雨が降る1日だった。
雨の日はだいたい頭痛になると相場が決まっているので苦手だ。本を読んだ日には一発アウトなので、静かにしているに限る。
noteで「ゆたかさって何だろう」というハッシュタグで投稿を応募しているらしかったので考えてみた。個人的にはお金よりも人間の心情に豊かさを求めたいタイプなのだが、思いつくのはお金で買えるものばかりだ。
そりゃいい家に住んでお洒落な家具を買って何不自由なく暮らしたい。そこまでは想像できたが、その先には何があるのだろうか。
LINE以外のメールを一切見ていなかったので、とんでもない数の連絡が来ていた。
day15 (6/15)
扶養申請ができそうだったので、必要書類を取りに区役所へ赴く。今日は平和そうであった。
くるりとLaura day romanceの新譜が届く。鼻の下を長くして聴こう。
無職な生活⑥
day12 (6/12)
切れ散らかすおばちゃん
区役所に行ったら、カウンターの台をバンバン叩きながらおばちゃんがキレ散らかしていた。朝から元気だなぁと思った。内容はよくわからなかったが、どうやら役所の連絡ミスでおばちゃんが不利益を被っているようである。
めちゃくちゃキレてる人とめちゃくちゃ怒られている人がいる空間が苦手だ。別に自分が怒られているわけでもないのに心がギュッと捕まれる。それになぜかあの空間だけ、みんなが少し優しくなる。
それっぽいおじさん
同じく区役所内でそれっぽいおじさん二人組を見かけた。
しきりにカウンターの方を覗きながら自分の順番をソワソワと待つおじさんに話しかける別のおじさん。
合流した二人のおじさんは楽しそうに話していた。「そんなことしたらワッパかけられる」「これでジュースでも買って飲んでてや」みたいな会話が聞こえてきたのは気のせいだと思う。たぶん。ワッパかけるなんて日常で使う機会ないけど、何をしたらかけられるんだろうか。
その答えはおじさんの手にあるような気がしたが、やめておいた。
免許更新
免許更新の日が近づいてきたので、区役所ついでに免許センターへ出かけた。
免許センターへは電車とバスを乗り継いて行くことになるが、私は頭が悪いので、歩いて30分圏内であれば徒歩を選択する。今日も駅からバスには乗らず免許センターへ歩き出した。
開始2分で「あ、やべーな」ということに気付く。この蒸し暑さだ。当然の帰結。しかし頭が悪いので、鉄の心で歩を進める。流れでる汗、シミがつくTシャツ、アホみたいな坂、重力に負ける右足・・・。
帰りは帰りで土砂降りに合う。コンビニで難を逃れるも、結局折りたたみ傘をお買い上げる。値札を見ずにレジへもっていったら千円を超えていて吐きそうになった。
「行きは大火事、帰りは洪水、なーんだ?」
「免許センター」
クイズになりそうだなと思いながら久しぶりに食べたココイチカレーがうまかった。
無職な生活⑤
day 11(6/11)
ハローワークへ行った。
庁舎は最近新しくなったらしく、思ったより綺麗だった。(特にトイレが綺麗な施設は信用できる)
中は予想以上に人が多く、、、、と書いてハッとする。「予想以上に」の前に「平日にしては」と書きそうになっている自分に気が付いたからだ。そうだ、ここにいるほとんどの人は(恐らく)平日かどうかは問題なくなってしまったのだ。ジョブチェンし、これから旅に出んとするLv1の勇者達の集会場。そう考えると、全員が仲間のように思えてきた。
少し待った後、諸々の手続きをしたり説明を受けたりする。帰りがけに「どの職業にしようかお考えのようでしたら、適正検査もやってますよ」と声をかけられる。就活のときにも散々やってきて懐かしい響きだったが、私はあれが嫌いだ。どうせ「あなたはアーティストの傾向が強いです。美術や音楽の道を目指してみては?」といわれるに決まっている。イコールあなたは社会不適合者ですという烙印を押され、私の心は路頭に迷うのだ。
適正検査を丁重にお断りし、ロビーへの階段を下りる。そういえば童貞は30歳を超えると賢者になれるらしいけど、無職は無職のままなのかなと考えたりする。やはり何事もその道を極めれば大成するのだろう。
外は土砂降りの雨であった。